飛行機についての不思議な話まとめ

あの鉄の塊が空を飛ぶなんて

あの鉄の塊が空を飛ぶなんて

あの鉄の塊が空を飛ぶなんて

ジェットエンジン搭載の飛行機が発明されてから100年以上経っています。ジェット機が発明された時、「あの鉄の塊が空を飛ぶなんて」と人々が驚きに目を見張り、科学の発展を喜びました。そして、自動車も鉄の塊としての姿で登場してからやはり100年以上経っています。同じように人を乗せて目的地へ移動する機械ではありますが、片方は空を飛ぶ、片方は地を駆ける、と別々の進化を遂げてきました。

ジェット機は緊急事態でない限り滑走路以外の場所で走ることはなく、またそれを望まれてもいません。しかし、自動車はずいぶん昔から空を飛ぶことを望まれてきました。映画007に空飛ぶ車が登場したのは1970年代です。飛行ではなくジャンプができる車が出てくる海外ドラマ「ナイトライダー」も人気でした。

で、実際問題ですが、乗り物としての鉄の塊仲間の間ではライト級の自動車、空を飛ぶためにはいろいろとクリアしなければならない課題があります。運転免許だけで飛行はできませんし、旅客機、個人のチャーター機、さらには軍の機がそれぞれかぶらないようにしながら使っている航空路にまだ余地があるかどうかという問題。給油はどうするか。燃費はどうなるのか。

そんな課題山積の中、2017年をめどに着々と実用化に向けてプロジェクトが進んでいます。「あの鉄の塊が空を飛ぶなんて」と人々が飛行機を見て驚いた一世紀半後には、道路に「飛び越し禁止」の標識が立っているかもしれないのです。